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4. 著作者の原著作物
 
オープンソース・ソフトウェアは常にひとり以上の著作者と、著作者の原著作物から始まる。米国著作権法は以下のような曖昧な文言で原著作物を表現する。
 
著作権による保護は、・・・現在知られているまたは将来開発される有形的表現媒体であって、直接にまたは機械もしくは装置を使用して著作物を覚知し、複製しまたはその他伝達することができるものに固定された、著作者が作成した創作的な(original)著作物に及ぶ (米国著作権法第102条)。
 
あなたの視野がコンピュータ・ソフトウェア以外にも及ぶように広いものであれば、本条を理解することは容易かもしれない。著作者の創作的な原著作物は、言語の著作物、音楽の著作物、演劇の著作物、パントマイムおよび振り付けの著作物、絵画、図形および彫刻の著作物、映画その他の視聴覚著作物、録音、建築の著作物を含む多くのものがありうるため、その辺りから想像してみよう。
 
以下の例を考えてみよう。Windowsを立ち上げ時に鳴る音は著作権の保護対象だ。この音を実際に創作した作者(あるいは作者を雇用する使用者)は著作権を有する。コンピュータのスピーカを通じて流れてくる音をいまそこであなたに聞こえるように再製するのがコンピュータ・ソフトウェアであるという事実は関係がない。楽譜があなたのピアノの楽譜立てにはなく、あなたのコンピュータ・ディスクの上のビットやバイト上にあるという事実は関係ない。いろいろなところで耳にするWindowsの起動音も含め、著作者の原著作物であれば著作権で保護されうる対象となる。
 
コンピュータ・プログラムを定義するソースコードも、コンピュータ上で実際に動作する翻訳されたオブジェクト・コードも、著作権で保護されうる。プログラムが実際に動くかどうかや、どのプログラミング言語が使用されたかどうかは関係がない。ソフトウェアは、紙、ディスクドライブ、CD-ROM、(もしこれらの技術を覚えている人がいれば)ペーパーテープもしくはパンチカードでさえも、それらの上に固定されれば著作権保護対象となる。もし新しい記録方法が発明された場合であっても、ソフトウェアがそこに記録されれば、これもまた著作権保護の対象となる。
 
著作者の原著作物は「覚知し、複製しまたはその他伝達される」ものを含む。したがって、音楽、映画、写真など文学作品がそうであるように、インターネットからダウンロードされたプログラムも著作権保護の対象だ。
 
著作者の原著作物の著作者は著作権を売却、贈与、遺贈、あるいは信託にて譲渡することが可能なので、作品の著作者を特定するよりも、著作権者を特定したほうが適切な場合もある。著作権を原著作者あるいはその承継人が保持しているかどうかにかかわらず、筆者は、著作権者とされる者を特定するようにしている。
 
>>「5. 職務著作(works made for hire)」へ 
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2008.03.24 Mon l 第2章 知的財産→4. 著作者の原著作物 l COM(0) TB(0) l top ▲

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