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11.Apache商標の保護
 
Apacheライセンスと、BSDライセンスおよびMITライセンスとを区別する最も重要な特徴は、Apacheライセンスは明確にApache商標を保護していることだ。これは、商標がオープンソース・プロジェクトの重要な資産であることを認めるものだ。以下がライセンスの内容である。
 
「Apache」および「Apacheソフトウェア財団」の名称は、事前の書面による承諾なく、このソフトウェアから派生する製品を推奨しまたは宣伝するために使用してはならない。書面による承諾を得るためには、apache@apache.orgへ連絡すること。(Apacheライセンス第4条)
このソフトウェアから派生した製品は、Apacheソフトウェア財団の事前の書面による承諾なく「Apache」と呼んではならず、また製品の名称に「Apache」を使用してはならない。(Apacheライセンス第5条)
 
一見、これはカリフォルニア大学の名称が「製品を推奨し宣伝すること」に使用されるのを防ぐBSDライセンスと似ている。しかし、さらに派生的著作物がその名称の一部として「Apache」を使用してはならないとしているところは、Apacheライセンスのほうがずっと進んでいる。
 
商標は製品のブランド名だ。商標は会社の製品を特定し競争からその会社の製品を識別するのに使用される、単語、名称、シンボル、またはデザインであることを思い出してほしい。商標は知的財産権のひとつの形態だ。
 
オープンソース・ソフトウェアには、いくつかの難しいマーケティング問題がある。オープンソース・ソフトウェア製品が頒布されているライセンスは、ソースコードの頒布を必要とし、派生的著作物の作成と頒布を認める。そのような製品のディストリビューターは価格だけで競争することは難しい。どの会社も単にオリジナルのソフトウェアをコピーして価格を下げられるからだ。
 
商標はこのような環境ならば特に有益だ。会社はソフトウェアが高い品質で、信頼でき、効率的で、特徴豊富で、ユーザーフレンドリーであることを示すことができる。また、絶え間ない改良、製品サポート、ユーザー・グループ、および他の営業上の活動を約束することができる。時間が経つにつれて、それらのマーケティングの努力を通して、その会社の顧客は商標をそのソフトウェアに関連づけ始めるだろう。新規顧客またはリピーターの顧客は、より安い競合品があるかもしれないが、価格に見合う価値があると彼らが考えるソフトウェアの代金を支払うだろう。顧客は自分たちが識別する商標がある製品を選択するだろう。
 
フリーソフトウェアを受領するライセンシーが、ライセンサーが保有する価値のある商標のライセンスをも受けるとするのはフェアでないだろう。Apacheライセンスは、Apache商標がソフトウェアと共にライセンスされないことを明確にしている。
 
>>「12.Apacheコントリビュータ・ライセンス契約」へ
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2008.04.03 Thu l 第5章 アカデミック・ライセンス→11.Apache商標の保護 l COM(0) TB(0) l top ▲
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